Vol.50 夕日は、賃貸物件の七難を隠す?
前回お伝えしたように、日当たりの良し悪しについては、方位だけを鵜呑みにせず、実際の日当たりの良し悪しをチェックする必要があります。
それでは、今回は、前回の続きとして、お部屋を確認する際の注意点-2をお伝えしたいと思います。
是非、ご覧になってください!
大学生のAさんは、ある不動産屋の営業マンの案内のもと、賃貸アパートを見学しました。夕方ということもあり、夕日が部屋の中に差し込み、Aさんは夕日に照らされている壁やフローリングを見て「綺麗だな・・・」と感じました。
そして、このアパートは希望条件に合致していたので、Aさんは、この物件を借りることにしました。
入居後・・・
Aさんは、部屋の壁の所々が汚れていることに気づきました。
「こんなに汚いなんて見学したときには気が付かなかった・・・」
見学したときには綺麗に見えた部屋の壁が、何故か、所々黒ずんでいました。
「何でだろう・・・」
Aさんは、これから、この汚い部屋で暮らすことを考えると気分が滅入ってきました。
Aさんの物件を調べたところ、前入居者の退出後、壁紙の交換をしていないことがわかりました。また、Aさんは、契約の際、不動産屋に対して現況のままで借りることについて承諾をしていました。
それでは、何故、Aさんは、壁紙の汚れについて気がつかなかったのでしょうか?
この理由としては、Aさんが物件見学をしたのが夕方であり、夕日が部屋の中に差し込んでいたことが考えられます。
この夕日の影響により、壁紙の汚れやフローリングのキズが見えにくくなるということが考えられます。
Aさんのような失敗をしないためにも、夕方に物件見学をしたときは、日を改めて、もう一度確認する必要があります。
ポイント 夕方に物件見学したときの注意点!
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